Amazon QuickSight のアカウント終了した後の料金発生状況を観察してみた
いわさです。
みなさん、QuickSight のアカウント終了してますか?(臼田さん風)
先日 QuickSight アカウントを終了する機会があって、その際に次のメッセージを確認しました。
このメッセージを目にして私は少し違和感がありました。
私はこれまで、QuickSight はアカウントを終了した後も月末までは課金が発生しつづけると思っていたのです。
このメッセージを見て、実際に料金の変化を観察してみましたので紹介したいと思います。
そんなの知っていたという方もいると思いますけども。
この記事は年間サブスクリプション購入の場合は該当しません。
本日時点での実際の料金発生結果をレポートしたものであり、今後仕様が変わる可能性もあります
最初にまとめ
- アカウントを削除すると以降の料金は発生しない
- スタンダードでもエンタープライズでも同様
- QuickSight アカウントを作り直しても無料枠は復活しない
- QuickSight Q アドオンも以降の料金は発生しない
- Pagenated Reports アドオンは初日に月末までの料金が一括で発生するのでアカウント削除しても変わらない
経過
次のように上記の流れで解約した数日後、また QuickSight アカウントをサブスクライブしました。
また、その際に QuickSight Enterprise で Q のアドオンを有効化した場合も試しました。
料金確認結果
今回複数のアカウントで検証を行っています。
Enterprise エディション
次のように 10 月途中でアカウントの終了を行ったのちは料金が発生していないことが確認出来ます。
そして、再度有効化した後は料金がまた発生しはじめています。
QuickSight Q については無料枠が残っていたので料金自体は発生していないのですが、使用量の発生状況から同様だと考えることが出来ます。
10 月 25 日以降は Q の使用量が発生していません。
Standard エディション
次のアカウントでは Enterprise を解約後に、再度 Standard を有効化して、数日後にまた解約、さらに月内に Enterprise を有効化という形でなんどもアカウントの作成と終了を繰り返しています。
上記の日別の使用タイプ別料金を確認してみると、Standard エディションでも Enterprise エディションでも、アカウント削除後は料金が発生していないことが確認することが出来ました。
Pagenated Report は初日に一括で料金が発生する
なお、Pagenated Report アドオンの場合は初日に月末までの料金を一括で支払うので月内にアカウント終了したとしても料金が返金されるわけではありません。
検証したい場合で料金を抑えたい場合は月末に有効化して月をまたぐ前にアドオンを無効化するのが良いですね。
さいごに
本日は Amazon QuickSight のアカウント終了した後の料金発生状況を観察してみました。
今回の結果から、完全に検証用途で一時的にしか QuickSight を使わないのであれば月末まで待たなくても必要なタイミングで使い始めてすぐアカウント終了することで、純粋に使用した分だけの料金に抑えることが出来ます。(Q アドオンも含めて)
ただし、Pagenated Report など前払いのものも存在するので、そういったものには気をつけましょう。
現在の QuickSight はインポート・エクスポートの機能もあるので、必要なタイミングだけインポートして、終了前にエクスポートするという使い方も出来なくは無さそうですね。